Japanische Klassiker mit Furigana
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せっしょうせき
日本の諸国物語
楠山 正雄
Lesen Sie 日本の諸国物語 (せっしょうせき) von 楠山 正雄 (くすやままさお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 75.040 Zeichen · 158 Bildschirme
これで蛇の食べ物がきまったので、神さまがお帰りになろうとしますと、小さな声で、
「もし、もし。」
と呼びながら、地の中から出て来たものがありました。それは、目の見えないみみずで、目が不自由なものですから、こんなに来るのに手間をとってしまったのです。
「もし、もし、神さま、わたくしは、何を食べたらよろしゅうございましょうか。」
とみみずがいいました。神さまのお手には、なんにももう残ってはいませんでした。そこで、めんどうくさくなって、
「土でも食べていろ。」
とおっしゃいました。すると、みみずは不足そうな顔をして、
「土を食べてしまったら、何を食べましょうか。」
としつっこくたずねました。すると神さまはかんしゃくをおおこしになって、
「夏の炎天にやけて死んでしまえ。」
とおしかりつけになりました。そこで、みみずは土を食って生き、夏の炎天に出ると、やけ死んでしまうのだそうです。
すずめときつつき
むかし、すずめがせっせと鏡に向かって、おはぐろをつけていますと、おかあさんが死んだという知らせが来ました。びっくりして、おはぐろを半分つけかけたまま、すずめはおかあさんの所へ駆けつけて行きました。