Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 23.646 Zeichen · 48 Bildschirme

Aozora Bunko

二月二十二日

二月二十七日

三月一日

三月二日

三月三日

二月二十二日(月曜)

久しぶりで、落付く。落付いたのが珍しくて落付かぬようなり。いろいろのところに手紙の返事をかき一寸したギム的執筆をやる。恋愛論ヘドが出そうなり、いやだ。

白揚社はそれだけ待っていると、畜生!

恋愛論なしで通用することを会得せぬ俗物!

二月二十七日(土曜)

「若き世代への恋愛論」をかきはじめる。

三月一日(月曜)

白揚社へやっと原稿をすっかりもって行った。

フウ! 新しく書いた分三十五枚也。

寿江子と会芳楼で会って、帝劇へ二都物語を見に行った。ロナルド・コールマンを久しぶりで見た。上手い。しかし古典的なものをする幅が一寸かけている、ディケンズがフランス革命の場合の民衆というものをグロテスクに描いてい、又映画でそのようにしか出ていない、それが自分を不快にした。

三月二日(火曜)

中野さんがきのうフロで左腕をひどく切ったということがわかった。見舞にゆく。

折角休みたいのに火曜日で豆ジャックが来て、何だか重荷。

達坊へおひなさまの菓子をもって行った。

三月三日(水曜)

『新潮』の感想、いろいろ雑誌をひろげて見ても、今ここに書きたいものはない。一つある、しかしこれは大きすぎる、あれやこれや。