Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しゅんちゅう 

春昼・春昼後刻

泉 鏡花

Lesen Sie 春昼・春昼後刻 (しゅんちゅう) von 泉 鏡花 (いずみきょうか) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 51.079 Zeichen · 102 Bildschirme

Aozora Bunko

貴下方が、到底対手にゃなるまいと思っておいでなさる、少い人たちが、かえって祖師に憧がれてます。どうかして、安心立命が得たいと悶えてますよ。中にはそれがために気が違うものもあり、自殺するものさえあるじゃありませんか。

何でも構わない。途中で、ははあ、これが二十世紀の人間だな、と思うのを御覧なすったら、男子でも女子でもですね、唐突に南無阿弥陀仏と声をかけてお試しなさい。すぐに気絶するものがあるかも知れず、たちどころに天窓を剃て御弟子になりたいと言おうも知れず、ハタと手を拍って悟るのもありましょう。あるいはそれが基で死にたくなるものもあるかも知れません。

実際、串戯ではない。そのくらいなんですもの。仏教はこれから法燈の輝く時です。それだのに、何故か、貴下がたが因循して引込思案でいらっしゃる。」

頻に耳を傾けたが、

「さよう、如何にも、はあ、さよう。いや、私どもとても、堅く申せば思想界は大維新の際で、中には神を見た、まのあたり仏に接した、あるいは自から救世主であるなどと言う、当時の熊本の神風連の如き、一揆の起りましたような事も、ちらほら聞伝えてはおりますが、いずれに致せ、高尚な御議論、御研究の方でござって、こちとらづれ出家がお守りをする、偶像なぞは……その、」