Japanische Klassiker mit Furigana
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しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
Lesen Sie 植物記 (しょくぶつき) von 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 165.848 Zeichen · 327 Bildschirme
きっとこの木藍の中には、Indigofera tinctoria ともう一つは Indigofera anil というのが入って居りはせんかと想像します。anil は木藍と非常に似た兄弟同士です。この tinctoria の方は実が真直ですが、anil の方は実がゆがんで居る。台湾には私は一遍行っただけでその後行きませんからよく存じませんが、tinctoria も anil も作って居るだろうと思います。共に葉を採って醗酵さして藍の原料を造る。Indigofera tinctoria は熱帯地に広く分布する種類ですから、広東一帯にはこの木藍を沢山作って居るのではないかと思います。
次はアカネです。根が赤いのでアカネという名が出た。アカネで染めたものが陳列してありますからどうぞ御覧下さい。これが茜染です。仮にこれを着物と羽織にして町を歩くと大変損する。紫もそうです。秋田県の花輪という処の紺屋さんに私が紫染を頼んで、染賃や地代とも、その時分の値段で六十円か払いました。それを娘の着物にしてやった。所がそれを着て町に出ると、外国染料で染めた紫は色が鮮かですが、本当の紫は色が曇って居るので、あまり佳いものを着て居るように見えない。