Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

Lesen Sie 渡良瀬川 (わたらせがわ) von 大鹿 卓 (おおしかたく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 280.528 Zeichen · 557 Bildschirme

Aozora Bunko

「よし、兇徒嘯集というようなものだとせば、私もその中の一人でありますから、この議場の開会と閉会とにかかわらず、何故さきに私を捕えて行かないのであるか。兇徒嘯集というような大きなことなれば、議員でもなんでも容赦はないではないか。私は決して煽動はいたさぬが、これまで随分人民の権利を主張することや衛生に関することは演説をして歩いたのである。故に世の中の馬鹿が見ると教唆のように見えるかも知れない。なんでも名は付けるがよろしい。むこうが付けるのだから仕方がない。拘引することがあるならば私を一番に拘引するがよい。逃げも隠れもしない。私は芝口の三丁目にいるから、議会中でもなんでも構わない、御用があればいつでも出てゆくのである。兇徒嘯集などと大層なことをいうなら、何故田中正造に沙汰をしなかった。人民をぶち殺すほどのことをするならば、何故田中正造を拘引して調べないか。大ベラ棒といおうか、大間抜けといおうか、もしこの議会の速記録というものが陛下の御覧ならないものならば、思うさまきたない言葉をもって罵倒し、存分ひどい罵りようもあるのであるが、勘弁に勘弁を加えておくのである。