Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

Lesen Sie 渡良瀬川 (わたらせがわ) von 大鹿 卓 (おおしかたく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 280.528 Zeichen · 557 Bildschirme

Aozora Bunko

第九章

これに反し、ここでこの運動を中止してしまえばどうか。予防工事の効果がなかったからといっても、今日これだけ国民の共鳴を得た運動は、もう二度と起せるものでない。鉄は赤いうちに鍛えよ。冷えてしまったらどうにもならん。そのときにいたっていかに騒いでみても、被害民は、鉱毒の国土とともに、憤死し滅亡するよりほかはないだろう。それ故、われわれはこのまま燃えつづけねばならない。どこまでもこの運動を継続し、幸に予防工事の効果があらわれたら、わしはあまんじて、野心家、騒擾を好む者、先見の明のない愚物、なんとでも世の謗を受けよう」

「はア……」

「私は名のために働く者でない。進む道はただこの一途あるのみだ。君もそのつもりで働いてくれ給え。しかし」と、正造は言葉を切ってふたたび相手の目に見入りつつ、

「このことは誰にも他言は無用だ」

加藤はただ黙って深くうなずいた。赤裸々の告白をきかされたような感動で、いう言葉がなかった。

第九章

六月七日に在京委員数名が大蔵省に出頭して、田尻次官や主税局長に免租処分の件について陳情した。これまでは願書中に「鉱毒」の二字を記入すると「地租条例に明文なし」