Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
かせいへいだん
火星兵団
海野 十三
Lesen Sie 火星兵団 (かせいへいだん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 307.889 Zeichen · 618 Bildschirme
小さい窓みたいなものが、見えて来た。穴みたいなものがあった。そこからは、うす赤い煙のようなものが、すうっと出ていた。しかし火星人の姿はもう見えなかった。みんな、どこにはいってしまったのであろうか。
だが、火星人の姿が見えないのを幸いに、新田先生は、誰にもとがめられずに、ずんずん近づくことが出来た。そうしてとうとう火星の宇宙ボートの側までやって来た。
ボートを見上げて、新田先生は、そのボートの高さが、三階建の家ぐらいあるのに、今さらのように驚いた。
新田先生は火星の宇宙ボートのまわりを、そっと廻って見た。
先生は今初めて、目のあたりに火星の宇宙ボートを見るのであった。それは全く不思議な乗物だった。だが、いつ、火星人たちに襲われるか知れないので、先生は、あまりゆっくり見ていることが出来なかった。
ほんの僅かの間、きょろきょろと見廻しただけのことだったけれど、先生は、これは確かに火星の宇宙ボートであるに違いないと思った。そのわけは、火星のボートの外壁を見ても、それは地球の人類が作るなら、かならず鉄とかジュラルミンなどを使うのであるが、この火星のボートでは、そんな金属は使っていない。