Japanische Klassiker mit Furigana
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かせいへいだん
火星兵団
海野 十三
Lesen Sie 火星兵団 (かせいへいだん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 307.889 Zeichen · 618 Bildschirme
先生は、それを聞いているうちに、重大なことに、気がついた。
「じゃあ、君たちの国では、もっと、うすい空気の中で暮しているのだね」
「そうだとも」
「君たちの国というのはどこだ。もしや、君たちの国は火星じゃないのかね」
と、新田先生は、地底の怪物に尋ねた。
地球にくらべると、ずっと、うすい空気の中に住んでいるというから、火星ではなかろうかと思ったのだ。
すると怪物は、
「そうだとも。我々は、火星人なのだ。私はロロという名前だ。そばにいるのはルルだ」
と、たいへんなことを白状してしまった。
それを聞いた新田先生の驚きは、非常なものであった。
「ええっ、君たちは火星人か。あの、火星人……」
と、先生は思わず大きな声で叫んだが、その後で首を左右に振り、
「うそだ、そんなことはうそだ。私は、これまでにたくさんの火星人を見たが、君たちのような、そんなぐにゃぐにゃの体をしてはいないし、またそんなに小さくはない。だから、うそだ」
と言った。すると怪物は、たいへん不満らしい言葉つきで、
「私たちが火星人でなければ、どこにほんとうの火星人がいるものか。私たちは火星人だ」
「いや、違う。