Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かせいへいだん

火星兵団

海野 十三

Lesen Sie 火星兵団 (かせいへいだん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 307.889 Zeichen · 618 Bildschirme

Aozora Bunko

第四隊以下は、我らにかまわず、敵の本隊へ突入せよ!」

「うわあっ、うわあっ」

のどもはりさけよとばかり、突撃隊は、ときの声をあげて、火星兵の中におどりこんでいった。

ひゅう、ひゅう、ひゅう。

ぷく、ぷく、ぷく。

火星兵部隊の方でも、何だかわからないが、しきりに怪しい声をあげ、人間突撃隊を踏みにじろうと、押出して来る。まるで人間タンクの大群が、どんどん前へ出て来たようである。

ごうん、ごうん。

突撃隊の持っているガスピストルやガス銃は、消音式になっていないから、さかんに大きな音を立てる。

ぱかっ、ぱかっ、ぱかぱかっ。

あちらでもこちらでも、火星兵の胴中が破裂する。しゅうっ、しゅうっと、えらい響である。

たちまち、あたりは黄いろい煙に閉じこめられて、まるで先が見えなくなった。

しかし、ガスピストルの音と、火星兵のかぶっている胴がとけて爆裂する響と、それに交って、双方の死物ぐるいの叫び声が、ものすごく山々をゆすぶった。一体、どっちが勝っているのか負けているのか、さっぱり見当がつかなかった。

そのうちに、ピストルの音が、はたとやんだ。しきりに聞えていた火星兵の胴の爆裂音も、にわかにとまった。