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Japanische Klassiker mit Furigana

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かせいへいだん

火星兵団

海野 十三

Lesen Sie 火星兵団 (かせいへいだん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 307.889 Zeichen · 618 Bildschirme

Aozora Bunko

王城へいく、ひまなんかはない。だから今われわれがペペ山を攻めたてれば、なんなくロロ公爵をやっつけてしまえるのだ。おいアグラス。うまくいったら、うんと褒美をやるから、お前は、早くその地底戦車隊に号令をかけて、ペペ山を、ばくはせよ」

と、丸木は、ここぞとばかり、わめきたてるのであった。

しかし司令官アグラスは、丸木のいいつけに従おうとはしなかった。

「丸木どの。それは、だめです。いまペペ山にいられるのは、ルル公爵の方です。ロロ公爵、いやロロ新王は、ずっと前に王城へ、はいっていられます。私はロロ新王に拝謁したあとで、こっちへやって来たのです。もう、おあきらめなさい。お身のためですぞ」

司令官は丸木をなだめたが、丸木はいよいよ、叫ぶのであった。

「そんなばかな話はない。ロロであろうがルルであろうが、そんな子供くさい者に、この火星国をにぎられてたまるものか。火星国で一等えらい者が国王になればいいのだ。火星兵団をひきいて地球までいった英雄は、このおれだぞ。おれは、只今、火星王の位につくぞ。他に、国王をなのるものがあれば、それは、にせ国王だ」

「だめです、そんなことは、だめです」