Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 289.044 Zeichen · 575 Bildschirme
三月三十日
そのひとは、後に、親たちを安心させろ、という手紙をよこしました、私の親たちは安心していたのに、とことんのところでは。いやね。それからあみのさんや何か。それから又今の友達たち。いろいろの時代と歴史が反映してゆく、そのままに描いて見ようと思います。こういう風にまとめてかいたことはないからきっと面白いでしょう、自分にとっても。友だちたちのなかには、友だちの男のひとたちも入れましょう。私たちが友だちという場合の自然なひろがりですから。
友だちと云えばてっちゃん、火曜日にそちらへゆきますそうです。明日そんなことお話しいたしますが。
詩集の話、この間の「春の物干」という題の、やっぱり面白くお思いになったでしょう? ああほんとに、そういうのもあったね、とお思いになったでしょう、「窓の灯」というのもあって私は屡※(二の字点、1-2-22)思い出します。その窓に灯がついていないとき、がっかりした心持、というかき出しの。あったでしょう? 今に灯かげは外へまで溢れる季節になりますね。では明日。
三月三十日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕
三月三十日 第二十四信