Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 289.044 Zeichen · 575 Bildschirme
八月四日
先に写してお送りした分と参照して御覧下さい。
失くしたと云ってもある筈と心がけていたので出現しました。眼玉の御威光のみには非ず、念のために。キラリとすると正気づくとなど御思いになると閉口故。
八月四日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕
八月四日 第五十四信
雨ね。すこしわきへよって、場所こしらえて頂戴。ああ、これでいいわ。
私の変なのは、やっぱり眼ですね。でも、何とひどいのでしょう。きのうかえりに近藤というお医者へ行って、計って貰ったら、右の方が 2.0 だったのが 3.0 になっていて、それは進んでいるわけです。左の方はやっぱり 2.0 でいいというわけで、もとのしらべでは左右同じな度に少し乱視の度がついていて、右が 0.5 左が 0.25 ついていたの。その乱視の度はとってしまって、単純な近視 3.0 と 2.0 となったわけです。それですぐ目鏡やへ行ってそのように新しくして、かけたら、今度は右の方はスーと頭のしん迄楽になったのに、左がまだきっちり合っていないようです、今日も左の駄目なのが益※(二の字点、1-2-22)はっきりして来ているのですが、日曜でしょう? 明日迄待たなければならないの。