Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 230.599 Zeichen · 458 Bildschirme
さて、お恭ちゃんも今ごろはさぞムニャムニャ云ってうちでねていることでしょう。
すこし様子を申上げるとね、月末から咳をしていて、佐藤さんに診て頂いた方がいいなどと云っていたところ、二日の日に(金)貰った映画の切符があって、佐藤さんのおばあちゃんをつれて一緒に行きました。そしてかえりに送って行ったら丁度在宅で咳が変だし顔つきが変というのでとっつらまえていやがるのを見てくれたのだそうです。そして、左にラッセルが相当ある由。
翌日、いそがしいのにトゥベルクリンをやったりいろいろしてくれて、三日に東村山へ行って、又その次の日は私もついて行って、五日に仙台へ手紙を出したという順でした。ねあせかいたりしていたのに、私にかくしていたりして。今思えば、ちゃんとわかっていて、それで自分では見当をつけていたのね、だから私にいやがられたりしないうちに、きっとうちへ相談でもしてやろうとしていたのでしょう。そういうことにならずわかって実に私たちとしてようございましたね。心持がいいわ、ちゃんとわかって、するだけのことして。ねえ。黙ってかえって夜具なんか乾したぐらいで別の人がかけたらどうするのでしょう、キンが出ているのだそうだから。