Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 230.599 Zeichen · 458 Bildschirme

Aozora Bunko

でもね余り、特権をふりまわすから、その調子だと母さんにはもっとふりまわして結局体も心もろくになおらないといけないとお灸をやりました。食べものなんか気をつけて気が変ってたべられるようにとしてやるのに、口の先でクチャクチャやったりして。女の子って。

大体女のひとは病気を直すのが下手ですね。これを癒さなければ、というはっきりした目的がないのが多かったり(若いひとなんか)さもなければ、家庭で、目の先のことから気分をはなすことが出来なくてずるずるになったり。

多賀ちゃんのことを思い出します、大丈夫かしらと思って。迚も疲れやすい子でしたから。不思議なほど疲れていたわ。空気のいいところだからやれているのでしょうね。

きょうは、可笑しかったの、朝時間がなくて、大あわてで、帯をおタイコなんかにむすんでいるひまがなかったものだから、小さい帯しめて羽織着て出たら、まア、暑かったこと! 夏なのね、セルを着ている人が何人かありました。フーフーになって、上野から林町へまわって、咲枝の帯をかりてしめて、そしてそちらへ行きました。

あなたはきょうお湯上りだったでしょうか? さもなければ着すぎていらしたのかしら。