Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 230.599 Zeichen · 458 Bildschirme
さし当りあなたはトラさんの眼[自注6]をなでて又おびんずるの眼をなでて、益※(二の字点、1-2-22)ひどいバチルスをお貰いになるという工合)
島田の電車は、てっちゃんのうちの前の川の、あっち側かこっち側を走るのだそうです。あれは島田川? 島田川と云えば、いつか又ゆっくり行って見たいものです、用事なしで。只あのうるささには全く閉口するけれど。光井へゆけば光井へ、ですから。あなたのおかえりになった時分とは何倍かよ、何しろ全部軍事的中心地ですから。何という変りかたでしょう。そういう空気が心理的にいろいろ影響しているのよ。もう十分御察しのことと存じますが。この間多賀子から手紙で、何だか具体的には分らないが、この頃はおえらがたが目先にチラつくので話もそういう傾きになっておばさまも云々とありました。
私の方は金曜日に申しあげたように八月一杯ね。自分ではなるたけ七月一杯としたいと思って居りますが無理でしょう。
そちらへ、家は暑いと云えないわけだけれど、でもやっぱりそう能率はあがらないから。去年は二階にいて、うだって疲れて、ホラ眼が変になってしまったでしょう、ですから今年は下へおりて勉強いたします。