Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 230.599 Zeichen · 458 Bildschirme
そして、お母さんは多賀さんへおまいりです、きょうは多賀さんのおまつりよ。うちではおすしをこしらえるのよ。
きょう八時達ちゃん入隊したわけです。隆ちゃんからハガキ来。体重は六十九キロの由。十八貫を越しているわけよ。「大きい男になってじゃろ」本当にそうでしょう。そして、達ちゃんの話では、この頃は本部づきらしいとのことです、そうすればいくらか危険も少いわけです。
封緘のこと、出る前の日に送りました。
物のことは、前便にかきましたとおり。
島田川もこのお手紙の思い出はあどけない子供の永い夏の日が蝉の声と一緒に思いやられます。
麻里布ってそういうところなの? この頃はどんなでしょうね。何だか行ってみたいこと。一二度汽車の乗りかえでおりただけです。
光井の方へは、これから。あの道普請は終って、すっかりきれいになった由。海へなんか、もう光井のところからは近よれないのよ。虹ヶ浜という駅の名は、光となっていました。浜の様子は虹ヶ浜のあたりは大してちがいもないらしい様に見えました。住宅払底なのをかんわするために、各戸で空いているところは貸すようにと、婦人会の講演会できのう話した由。