Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 230.599 Zeichen · 458 Bildschirme
まして息子たちは、皆負傷してかえって来ているのだし。美味しい鳥肉を買ってもって上りましょうとお約束してあります。目白の鶏屋がよいから。前から電話しておいて、よってもって行きましょう。私はあの山崎のおじさんという方には親切にしてあげたいところを感じます。年をとっていらして、それでいて子供のようなところ世智にたけないところがあってね。およめさんたちはそういうところを意気地ないと見るのもわかりますが。あっちを訪ねるのにいい機会でしょう、こっちもいくらか困るのですし。つづき合いから云って、私一人食事のお対手するのは妙で、やはり家のお客様とすべきなのに、旦那さんはそういうつき合いはきらいですからね。おっくうがるからね。すこしゆっくり滞在なさるのなら又そのうちにおよびして、二階で何かやって国男たちもお客にしてしまいましょう。そうすればいいでしょう。私が主婦役一人でね。そういうところのやりかたについてもいろいろとのみこめて来ました。二階をすっかりつかっているのはそういうとき便利です。
連日の女人足の疲れ、相当ね。単純なつかれではありますが。疲れて風邪気でもあるから、本当は私は少しクンクンになりたいところです。