Japanische Klassiker mit Furigana
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せいかつといちまいのしゅうきょう
生活と一枚の宗教
倉田 百三
Lesen Sie 生活と一枚の宗教 (せいかつといちまいのしゅうきょう) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 69.276 Zeichen · 137 Bildschirme
私が藤沢にいるときに、私の家の下にどっかの官吏の下のほうの人が住んでいる。私の家の二階からその人が竈で火をたいているのが見える。主人が非常に掃除ずきでありましていつもきれいにして、狭い庭でもよくきれいにする。その家にいるカナリヤがとてもよい声である。それはたいへん高い、身分不相応に高い、ぜいたくなカナリヤがいるわけであります。その声が私のところに聞こえます。私のところへきた人がむしろ虫の声に近いねというふうに、スズムシのような声で鳴く。そのときに、私はその人がカナリヤを飼っているということを、非常に美しいことと感じたのであります。それはぜいたくにしているのではありませぬ。きれいずきにして、小さな家でだいじにカナリヤを飼っている。そのときにそんなりっぱな、身分不相応なカナリヤを飼わなくてもいいじゃあないか、家賃なんかもたまっていながら、片方でそういうカナリヤを飼っている。それを売って家賃を払ったらいいではないかということもいえます。私は以前鳥を飼うことと花をさすことは非常に気がとがめたものであります。鳥を逃がしてやったらよいではないかと、人がいいやしないかと思って気になったほどであります。