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Japanische Klassiker mit Furigana

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せいかつといちまいのしゅうきょう

生活と一枚の宗教

倉田 百三

Lesen Sie 生活と一枚の宗教 (せいかつといちまいのしゅうきょう) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 69.276 Zeichen · 137 Bildschirme

Aozora Bunko

ですから善いとか悪いとかいうことでいうと、悪いともいえないことはありませぬが、しかしそこのところが私は実相というものであると思うのであります。鳥を飼っているということは、その官吏の人が惨酷な性質を現わしているかというと、むしろ優しいほうを現わしているのではないか。なるほど自由の鳥が籠の中に入れられているということは、鳥にとって無慈悲なことでありましょう。しかしながらそこには鳥というものの命と、人間というものの命と、つまりもちろん鳥が人間より強いものでありましたならば、籠を破って出てしまいます。強いところの人間が弱い鳥を籠に入れたに相違ない。それが鳥というものの命と人間というものの命の業縁からいいまして、鳥と人間との間の関係における一つの実相なんであります。鳥が人間にそういう犠牲にされる。考え方はいろいろありますが、そういうことは結局理屈でありまして、結局人間が可愛いから鳥の自由を束縛しているのでありますが、鳥の生命と人間の生命の間における実相であります。その官吏を非難する人があるならば、けちな、やぼな人ではないかと思われるのであります。それは許してよいというふうに思うのであります。