Japanische Klassiker mit Furigana
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あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
三遊亭 円朝
Lesen Sie 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) (あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 196.342 Zeichen · 389 Bildschirme
歌は「音に聞く音羽の滝のことあやも見なれぬ袖に浪のかくらん」というので、笑いながら音羽の許へ出すを受取り、しみ/″\見て、此の歌を読んで居りましたが、
音「筆を貸してくんなまし」
と色紙を取ってスラ/\と筆を染め、
音「これは私の心ざます」
と云いながら伽羅大尽へ渡すを取上げ読んで見ると「寄る辺なき袖の白波打返し音羽の滝の音も愧かし」という返歌でございまするから、伽羅大尽は尚お惚れまして、
客「何うだ藤六」
藤「何うも実に感服でげすな、是に於て花魁の何うも……実に取敢ず即答の御返歌になるてえのは、大概の歌詠でも出来んことでございますのに、花魁は歌嚢俳諧嚢何んでも天稟備わった佳人なんで、大夫がお通いなさるも無理はないテ、何うもこれを花魁の前でいうと太鼓を持つようでござるが、大夫が夢中になって通っても宜しいんで」
客「いや花魁は私の傍へ坐って居るのも厭だろうが、私は嫌われても何ういうものか花魁の顔を見て居るだけでも心持が宜しい、と云って何も厭がるものを無理に枕を並べろというは野夫、只気に入ったものと並んで居るだけでも心持が宜しいて、なア、山田」