Japanische Klassiker mit Furigana
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みつのあわれ
蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ
室生 犀星
Lesen Sie 蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ (みつのあわれ) von 室生 犀星 (むろうさいせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.662 Zeichen · 174 Bildschirme
の監督をいま終えたばかりなのである。漸く印刷の上の映画というものに永年惹きつけられていたが、いま、それを実際に指揮を完うし観客の拍手を遠くに耳に入れようとしているのである。
私は会話とか対話で物語を終始したことは、小説として今度が初めての試みであって、一さいの野心も計画も持たなかった。最初三四枚すらすらと書き上げ、それを心に反芻しているあいだに自然にこんな情景は、この形で踏むことが面白いという教えを自分自身の中から受け、また自然である気がして進行したのであるが、危気は百枚くらいに達して感じたものの、勢いとなめらかさは遂に説話体になり、それがたとえ失敗に終っても生涯に一度くらい失敗したってよいという度胸を決めて了ったのである。私自身が些しでも気持好く書き分けられ、美しいものが作り上げられたら、それでよいという考えをもはや捨てることをしなかったのだ。昔は親を殺したり主人をあやめたりする人間の名前の上に、悪という涜れた文字をのっけて、その悪を死歿の後の冠としていた。悪七兵衛君、悪源太君もみなそういう武人であった。しかし女では悪・君子とか、悪・八重子なぞという※(「くさかんむり/刺」