Japanische Klassiker mit Furigana
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つうぞくこうぎ れいこんふめつろん
通俗講義 霊魂不滅論
井上 円了
Lesen Sie 通俗講義 霊魂不滅論 (つうぞくこうぎ れいこんふめつろん) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 75.415 Zeichen · 148 Bildschirme
第二二回 人間は空想を免れ難きこと
しかるに、われわれは生滅界にありて生滅の波間に浮きつ沈みつして、三界六道の間に迷いつつあるものなれば、今よりこの生滅界を離れんと欲すれば、善因善果の規則にもとづき、これを遠離せんとする志を起こし、種々の善因を修めて真如界に向かうことをつとめねばなりませぬ。しかるに、われわれは無始以来、生滅界の迷い子となりてここにあるものなれば、いわゆる遺伝、習慣の性力によりて、すぐに真如界に飛び込むことができぬから、やむをえず漸々徐々と生を重ね死を繰り返して、一段ずつ上界に昇進し、最後に裏面の真如界に達するようになります。これを成仏と名づけて、迷界を離れて悟界に入りたる場合であります。もしこれに反し、生滅界に執着する情禁じ難くして、我慢を募り妄念をほしいままにするときは、悪因悪果の規則によりて、漸々徐々、下界に沈淪し、結局、地獄に堕在すと申します。これみな善悪因果の規則にもとづきたるものなれば、別に怪しむに足らざるように考えます。
第二二回 人間は空想を免れ難きこと
霊魂不滅論と仏教の輪廻説、因果説とは、よほど密接の関係あるように感じたるをもって、仏教の立て方も一とおり申し述べました。