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Japanische Klassiker mit Furigana

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つうぞくこうぎ れいこんふめつろん

通俗講義 霊魂不滅論

井上 円了

Lesen Sie 通俗講義 霊魂不滅論 (つうぞくこうぎ れいこんふめつろん) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 75.415 Zeichen · 148 Bildschirme

Aozora Bunko

しかるに、唯物論者は必ずこの説明を聞きて、「一応の道理あるに似たれども、さらに実験に徴することなく、事実に訴うることなく、己の心の中から無理に練り出したるように見えて、いちいちみな空想妄断のごとくに考えらるる」と申しましょう。たといそのことたる、実験に照らすことあたわざるも、いやしくも道理ある以上は、これを妄断とするがごときは、決して受け取ることはできませぬ。もし、これを評して空想というならば、空想にはいろいろ意味の取り方があるから、ある意味においては差し支えありますまい。そもそも実験はわれわれの感覚にもとづくものなれば、その力の及ぶ区域はいたって狭きものにして、宇宙の広大なる、時間、空間の無限なる、到底実験の究め尽くすところではありませぬ。よって霊魂不滅問題のごときは、もとより実験の及ばざるところなれば、ただ道理をもって推測するより致し方はなかろうと考えます。ゆえに、もし実験の及ばぬところは、みなこれを空想というならば、霊魂不滅問題はもちろん空想であります。しかして、空想中に道理あるものと道理なきものと二様あるが、拙者が霊魂につきて論じたるところは道理ある空想なれば、これを理想と名づけます。