Japanische Klassiker mit Furigana
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てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
Lesen Sie 鉄塔の怪人/海底の魔術師 (てっとうのかいじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 160.770 Zeichen · 322 Bildschirme
怪少年
ジャンパーにカーキズボンの、あの男です。
怪少年
首領はジャックを、テーブルの前によびつけて、しかりつけました。
「ジャック、どこへ行ってたのだ。おまえをさがしだしてから、もう一時間にもなるぞ。いったい、そんな長いあいだ、どこへ、あそびにいっていたんだ。」
首領の前に立ったジャックは、にやにや笑って、頭をかきました。
「村へ行って、漁師のうちで、ごちそうになったもんだから、つい、おそくなって……。」
「なんだと? 村へあそびにいった? ようじをすませたら、すぐ帰れと、あれほどいってあるじゃないか。漁師なんかとつきあって、このかくれがを感づかれたら、どうするんだ。」
「へえ、もうしわけありません。これから、気をつけます。」
ジャックは、うつむいて、しんみょうにしています。
「おまえは、ろうやのかぎを、あずかっているんだろう。そのろうやに、へんなことがおこったのだ。賢吉のやつが、ろうやをぬけだしたらしい。洞窟の中に、チョロチョロと姿をあらわすのだ。だが、あの子どもは、いつのまに、そんなにすばしっこくなったのか、みんなが、おっかけても、どうしても、つかまらないのだ。