Japanische Klassiker mit Furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme
おばけの木
人形は、「こちらへきたまえ。」といって、マユミさんを、落とし穴の上まで、歩かせるだけの役目だったのでしょう。
地下室は、ひどくうす暗くて、目がなれるまでは、なにがなんだかよくわかりませんでしたが、やがて、ぼんやりと、あたりが見わけられるようになりました。
そこは、森のようなところでした。家の中に森があるなんてへんですが、大きな木が立ちならんでいるのですから、森にちがいありません。写真で見た南洋のジャングルのような、ものすごい森です。
マユミさんは、夢を見ているのではないかと思いました。地下室に森があるなんて、ふつうには考えられないことです。
おばけの木
ジャングルには、見たこともないような、みょうな木がしげっています。枝ではなくて、ふといつるがむやみにのびて、おたがいに巻きつきあっているのです。木の葉は、みんな恐ろしく大きく、まっさおな巨人のうちわのような形や、ふつうのシダを千倍にしたような形のものなどが、ウジャウジャと、かさなりあっているのです。
そんな、おばけのような木の葉のしげったむこうに、チラッと、まっかなものが見えました。その色が、あんまりあざやかなので、火が燃えているのではないかと思ったほどです。