Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme
とほうると、あいての道化師が、「ヨッ!」と受けとめる。ゴムまりの中にはいっている子どもたちは目が回って、ひどく苦しいのですが、それにならすために練習するわけです。
白と、赤と、赤白だんだらの巨大なまりが、四人の道化師によって、つぎつぎと、投げられたり、受けとめられたりして、見ていると、じつに美しいのです。ただ投げるばかりでなく、ごろ玉にしてころがしてやり、それを相手が受けとることもあります。そのときには、子どもの首と手足の出た玉が、ごろごろと、横にころがっていくのです。
しばらくすると、赤のゴムまりにはいっている少年がころがされて、ひとりの道化師に受けとめられたとき、大きな声で、
「ちょっと、待って……。」
と叫びました。
「なんだ、いくじのないやつだな。これくらいで、もう、まいってしまったのか。」
道化師が、しかるようにいいます。
「ううん、ぼく、こんなこと、へいきだよ。そうじゃないんだよ。いま、へんなものが見えたんだ。ちょっと、とめて……。」
「なに、へんなものだって?」
道化師はそういって、ゴムまりの回るのをとめてやりました。すると、少年はゴムまりから出ている右手で、むこうを指さしながら、