Japanische Klassiker mit Furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme
それは骸骨の顔だったのです。あのいまわしい骸骨の顔が、グウッと、こちらへ、おそいかかってきたのです。
ハルミさんは、あまりのこわさに、あいての両手にすがりつくのもわすれて、ひめいをあげながら、下へ落ちていきました。
五十メートルの高さから、まっさかさまに落ちていくのです。見物席から、ワアッ……という声がおこりました。
そのまま地面に落ちたら、ハルミさんは死んでしまいます。
ああ、あぶない! ハルミさんの白いからだは、だんだん速度をまして、矢のように、落ちているではありませんか。
しかし、ハルミさんのからだは、地面までとどきませんでした。地面の十メートルほど上で、まるでゴムマリのように、ピョンピョンとはずんだのです。……そこには、太い網が、いっぱいにはってあったからです。
ハルミさんは助かりました。やがて、網の上に、むくむくと起きあがり、網のはしまで歩いていって、そこから地面にとびおりました。
サーカスの人たちが、四方から、そこへかけより、ハルミさんをだいて、楽屋へはこぼうとしました。
「あたし、だいじょうぶよ。それよりも、あれを、あれを!」
ハルミさんは、そういって、天井のぶらんこを指さします。