Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まほうにんぎょう

魔法人形/サーカスの怪人

江戸川 乱歩

Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme

Aozora Bunko

窓の顔

すると、バスの中のかたすみに、手足をしばられ、さるぐつわをかまされた吉十郎が、ころがっていたではありませんか。

さるぐつわをとって、たずねますと、

「うしろから、パッと、鼻と口をおさえられた。おそろしくいやな臭いがしたと思うと、それっきり、なにもわからなくなってしまった。」

というのです。骸骨男は、吉十郎に、麻酔薬をかがせてしばっておいて、吉十郎の衣装をつけて、ぶらんこに乗り、ハルミさんをおどろかせたのです。

それにしても、骸骨男は、ぶらんこの下のほうに、網がはってあるのを知っていたはずです。ハルミさんを落としても、けがもしないことが、わかっていたはずです。それなのに、どうして、あんなまねをしたのでしょう。ただ、ハルミさんをこわがらせるためだったのでしょうか。あの怪物が、なんのために、こんなことをするのか、それがまだ、よくわからないのでした。

窓の顔

そのばん、八時ごろのことです。笠原サーカス団長のふたりのかわいい子どもが、団長用の大型バスの中で、おとうさんの団長の帰ってくるのを待っていました。サーカスは、いまおわったばかりで、おとうさんは、まだ帰ってこないのです。