Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

まほうにんぎょう

魔法人形/サーカスの怪人

江戸川 乱歩

Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme

Aozora Bunko

サーカス団員は、きっと笠原さんが注文したのだろうと思ったので、笠原さんの帰るまで、そのままにしておくことにしました。

やがて、なにごともなく日がくれ、正一君とミヨ子ちゃんと三人の団員は、食堂に集まって、ばんごはんをたべていました。

ちょうどそのころ、玄関の板の間のうす暗いすみっこで、ふしぎなことが起こっていたのです。

そこに、横だおしになっている棒のように巻いたじゅうたんが、まるで生きもののように動きはじめたではありませんか。

じゅうたんの棒が、しずかにごろんところがって、巻いてあるじゅうたんのはじがとけ、またもうひとつ、ごろんところがると、とけたじゅうたんが倍になり、三どめに、ごろんところがったとき、中から、なにか、まっ黒なものがはいだしました。

それは人間の形をしていました。ぴったり身についた黒シャツと黒ズボン、黒い手ぶくろに、黒い靴下、ぜんしん、まっ黒なやつです。

そいつが、立ちあがって、こちらをむきました。その顔! やっぱりそうでした。骸骨です。骸骨の顔です。

骸骨男は、じゅうたんの中にかくれて、しのびこんだのです。なんという、うまいかくれ場所でしょう。