Japanische Klassiker mit Furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme
骸骨男は、どこからか、大きなハンカチのようなものをとりだして、それを正一君の口と鼻におしつけました。
いやな臭いがしたかと思うと、気がとおくなっていきました。正一君は、もう目をふさいでいましたが、暗いまぶたのうらに、あのいやらしい骸骨の顔が千ばいの大きさで、にやにや笑っていました。世界じゅうが、骸骨の巨大な顔で、いっぱいになったのです。
正一君が、ぐったりすると、骸骨男はべつのふろしきのようなものを取りだして、正一君にさるぐつわをはめ、それから用意していたほそびきで、手と足を念いりにしばりました。
同じ部屋のベッドにねているミヨ子ちゃんは、ぐっすり眠っていたので、このさわぎを、すこしもしりませんでした。それほど、骸骨男は、手ばやく、しずかに、ことをはこんだのです。
さっきのコーヒーにねむり薬をまぜたのは、やっぱり骸骨男でした。廊下では、イスからずり落ちたサーカス団員が、まだ眠りこけています。一階にいる人たちも同じありさまなのでしょう。骸骨男は、だれにじゃまされる心配もなく、思うままのことがやれるわけです。
かれは、しばりあげた正一君をこわきにかかえると、ゆうゆうと階段をおりて、玄関の板の間にもどり、じぶんがかくれていたじゅうたんの空洞の中へ、正一君を入れて、もとのとおりに巻きつけ、それから、ひもでしばっ