Japanische Klassiker mit Furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme
やぶりましょう! このドアをやぶって、中へはいりましょう!」
サーカス団員が、息をはずませていいました。
「よし、それじゃ、ぼくがドアをやぶりますよ。」
刑事は、そういったかと思うと、廊下のはしまであとずさりして、いきおいをつけて、ドアにぶっつかっていきました。すると、恐ろしい音がしましたが、ドアはびくともしません。ひじょうに頑丈なドアです。
そのさわぎに、ほかの刑事や団員も、下からかけあがってきました。あのかわいらしい女中さんも、そこへやってきました。みんな、しんけんな顔つきです。骸骨男のことを考えているからです。あの幽霊のような骸骨男が、ふしぎな魔法で、寝室の中へしのびこんだかもしれない。そして正一少年をひどいめにあわせているのかもしれないと、思ったからです。
刑事は、二ど、三ど、ドアにぶつかっていきました。そのたびに、めりめりという音がして、三どめには、ドアの板がやぶれ、すこし、すきまができました。
そのすきまにむかって、また、ぶつかっていきます。だんだん穴が大きくなりました。そこへ手をかけて、力まかせに、板をはがし、とうとう、人間が出入りできるほどの、穴をあけてしまいました。