Japanische Klassiker mit Furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme
一つは日本人の男の子、一つは黒んぼの男の子です。
その両方を、かわるがわるつかって、いろいろとおもしろい腹話術を、やってみせるのでした。そして、ひととおり芸がおわると、
「うん、なかなかうまいもんだ。よろしい。きみをサーカスに入れることにしよう。その給金の話なんかもあるから、わしの居間へいって、ゆっくり、相談しよう。さあ、こちらへきたまえ。」
笠原さんは、そういって、応接間を出ていきます。腹話術師は二つの人形を大トランクにしまって、それをさげて、笠原さんのあとにつづきました。
それから三十分もたったでしょうか。腹話術師は、給金の話もつごうよくきまったとみえて、ニコニコしながら、玄関へ出てきました。そして、笠原さんに見おくられて、れいの大トランクをさげて、門のそとへたちさりました。
門から五十メートルもいったところに、一台のりっぱな自動車が待っていて、腹話術師は、それに乗りこみ、自動車は西のほうにむかって出発しました。
旅まわりの腹話術師が、こんなりっぱな自動車を待たせておくなんて、なんだか、おかしいではありませんか、それほど、お金もちのはずはないのです。