Japanische Klassiker mit Furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme
ふくろのネズミ
なにかのあいずです。
ふくろのネズミ
明智探偵が、落としぶたのところへ、ひきかえすと、ばねじかけのそのふたは、もとのとおりに閉まっていました。
「明智先生、どうしてもあきません。下からかぎをかけたのでしょうか。」
ほんものの笠原さんが、そこにしゃがんで、両手の指で落としぶたを開こうと、ほねおっていました。
「いや、そうじゃない。ボタンをおせばいいのです。どこかに、小さなおしボタンがあるはずです。」
明智はそういって、しきりに、そのへんを捜していましたが、テーブルの下の床に、そのボタンがあるのを発見して、グッと、スリッパでふみつけました。
すると、カタンと音がして、落としぶたが開き、そこに、まっ暗な四角い穴が開きました。
そのとき廊下に、どやどやと足音がして五人の警官が、かけつけてきました。まっさきに、明智探偵の心やすい警視庁の中村警部の顔が見えました。
「ピストルのあいずがあったので、やってきた。アッ! やっぱり地下道へ逃げたな!」
「そうだ。きみたちも、いっしょに、きてくれたまえ。……アッ、そうだ。ひとりだけ、ここに、番をしているほうがいい。入れちがいに逃げられては、こまるからね。