Japanische Klassiker mit Furigana
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あさひのよろい
あさひの鎧
国枝 史郎
Lesen Sie あさひの鎧 (あさひのよろい) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 239.520 Zeichen · 475 Bildschirme
乞食さながらであり盲人だからである。
頼春にしてからがそうであった。
ここに自分と向かい合っている男が、かつて鬼火の姥によって裏切りを慫慂された時、現われて来た若い山伏――それであろうとは知らなかった。
盲目で見えないからである。
「貴殿」
と範覚はやがて云った。
「我らが仲間を五人がところ、討って取られた上からは、我らにとって貴殿は敵、惜しい人物とは存ずるが、この範覚お助けは出来ぬ! ……覚悟なされい、観念なされい!」
「さようか」
と頼春は水のように云った。
「神の界に属する御一方に、許すというお言葉うけたまわるまでは、決して死ねぬこの拙者じゃ! ……行く手を遮る者があらば、誰彼問わず用捨いたさぬ! ……殺生ながら討って取る!」
「参るゾ――ッ」
「…………」
ガッ! 礫が飛び土煙りが上がり、真竹が十本束になって切られ、婆裟と地上へ仆れて来た。
金剛杖で薙いだのであった。
が、それをかわされたのであった。
三尺たらず後退った位置に、頼春は立っていた。右手で太刀をふり冠り、左手で青竹の杖を持ち、同じ姿勢で立っていた。
力負けして自分の方が、右手へよろめいた範覚は、