Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

おちょうふじん

お蝶夫人

三浦 環

Lesen Sie お蝶夫人 (おちょうふじん) von 三浦 環 (みうらたまき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 123.730 Zeichen · 242 Bildschirme

Aozora Bunko

お父さんのお母さん、すなわち私のお祖母さんは、近所で評判の器量よしで、その上声が美しくて唄が上手だったので、朝日奈小町とか、鴬小町とかいわれて大騒ぎされたそうです。私が声楽家になったのは、お祖母さんの隔世遺伝だったのだと思います。

私は両親から非常に可愛がられて、本当に乳母をつけて文字通り、お乳母日傘で育てられました。父が派手者で芸が好きだったので、私は三歳の時から藤間流の踊りをお稽古しました。「汐汲み」を踊って、楽屋で乳母やのおっぱいを飲んだことを朧気に覚えています。

六歳の時、幼稚園に入りました。幼稚園で「君が代」をうたいましたら、植村くに子先生が「まあ、環ちゃんはなんて可愛いい、美しい声でお上手にうたうんでしょう」と大変褒めて下さいまして、特別にいろいろの唱歌を教えて下さって、御自分でヴァイオリンで伴奏をして、私を方々へつれて行っては唱歌をうたわせました。私の音楽の初ステージは六歳の時だったといえるのです。また、この年、私は長唄を吉住というお師匠さんに教わりました。手ほどきの「宵やあ待ち」から始めたのでしたが、このお師匠さんにも、声が綺麗でその上「間」