Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
みなかみきこう
みなかみ紀行
若山 牧水
Lesen Sie みなかみ紀行 (みなかみきこう) von 若山 牧水 (わかやまぼくすい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.087 Zeichen · 203 Bildschirme
飛騨古川町
「あそこはオツなものを食わせるネ」とまた他へ移った。よくよく時間が切れて流石馴染の料理屋でも困り切る様になるとそれでは夜通し飲める所へ行こうと大勢して或る明るい一廓へ出かけて行った。斯くしてとろりともせず飲んでるうちにいつか東が白んで来た。サテ引上げようとその明るい街から出ようとすると丁度その出口に古びはてた三重の塔が寂然として立っていた。例の飛騨のたくみの建てたものであるという。
飛騨古川町
高山一泊は終に二泊になり、次ぎの日には郊外の高台に在る寺で歌会が開かれた。そして三日目の朝また茣蓙を着、杖をついてその古びて静かな町を離れる事になった。
福田君は急に忙しい事が出来たという事で、自動車の出る所で別れ、その代りに昨日の歌会に出席した中の同君の友人某々両君が高山の次ぎの町、四里を離れた古川町まで送って呉れる事になった。古川町と云えば二三日前に平湯で別れた老爺の故郷である。高山よりももっと古びた平かな町であった。そぞろになつかしい思いで自動車から降りて眺め廻していると、一寸草鞋酒をやりましょうと、とある家に案内せられた。草鞋を履いてからの別れの酒の意味だそうだ。