Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
フレップ・トリップ
フレップ・トリップ
北原 白秋
Lesen Sie フレップ・トリップ von 北原 白秋 (きたはらはくしゅう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 145.698 Zeichen · 293 Bildschirme
それから洋品店に電話を掛けさした。繻子張りの蝙蝠傘三円五十銭のを、これに限る、これを買えというのだ。それで僕は買った。絹張りのステッキ蝙蝠傘なぞは駄目だというのだ。まったく僕にも似合わないからね。国境の安別で、ひどい吹きぶりにとうとうへし折ってしまった。
この二人が、今朝、公会堂の観光団歓迎会のすぐ後から、幌馬車に乗って、豊原の西郊の追分という部落へ散策したと思いたまえ。僕たちは一昨日真岡から豊原へ二十里の原生林の横断を果したが、六度もパンクして、とうとうこの追分口から滑走してはいってしまった。そこには紅い葵が咲き、向日葵が盛り、西瓜や鶉豆の花、唐黍の毛などがそよいで、それに露西亜人の丸太組の家もところどころに残っているし、異国風の実にまた新鮮な風景だった。それに大きな長い柄の鎌ですういすういと燕麦を刈りそいでいた百姓の手つきが何ともいえなかったのだ。で、あれをもう一度見に行こうとなった。庄亮、あわよくば自分でも刈って見たい意気込みだったのだ。
幌馬車でちりんちりんだ。程よい道の曲り角で、下りると、私たちは子供のようにそこらの花畑や露助の家や農家の背戸などを覗いてまわった。