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Japanische Klassiker mit Furigana

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ヨブきこうえん

ヨブ記講演

内村 鑑三

Lesen Sie ヨブ記講演 (ヨブきこうえん) von 内村 鑑三 (うちむらかんぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 92.828 Zeichen · 185 Bildschirme

Aozora Bunko

◯そしてヨブは三友の態度表情に依て彼らの心に潜むこの疑い――すなわち彼に対する批難――を直覚したのである。彼らは遂に彼の頼むべき友ではなかった。彼の虞れつつあった事が事実となって今目前に現れた。かくて最後の頼みの綱もいよいよ切れたのである。禍は六を以て終らずいよいよ七にまで至ったのである。すなわち彼の艱難はその極に達したのである。ために洪水の如き悲痛が彼の心を満たすに至り、それが自ら発して第三章の哀語となったのである。これ決して余一人の憶測にあらず、深きヨブ記研究家の幾人も認むる所である。かかる推測を二章と三章の間に加えずば、三章におけるヨブの信仰の急変を説明する道がない。産を失い子女悉く死せし時も彼は「われ裸にて母の胎を出でたりまた裸にてかしこに帰らん、エホバ与えエホバ取り給う、エホバの御名は讃むべきかな」(一の二一)といい、また妻が信仰放棄を勧むるに会しても「汝の言う所は愚なる女の言う所に似たり、我ら神より福祉を受くるなれば災禍をも受けざるを得んや」(二の十)と述べて静に信仰の上に堅立している。そのヨブが友人の来訪に会して突然三章の痛歎を発してわが運命を詛うに至るは、必ずそこに彼の心理状態の急変を促すある誘因があったに相違ないのである。