Japanische Klassiker mit Furigana
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ヨブきこうえん
ヨブ記講演
内村 鑑三
Lesen Sie ヨブ記講演 (ヨブきこうえん) von 内村 鑑三 (うちむらかんぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 92.828 Zeichen · 185 Bildschirme
そしてその誘因を友の離反の直覚と見るは、唯一正当の見方であると思う。
◯第三章は三段に分ちて見るべき者である。第一段は一節―十節であって呪詛の語である。悲歎の極ヨブは何物かを詛わざるを得なかった。そして他に詛うべき何者をも有せざる彼は、遂にわが生れし日を詛ったのである。これ注意すべき点である。普通の信者はかかる際は神を詛いて信仰を棄てる。信者ならぬ者はあるいは社会を詛い先祖を詛い、父母兄弟を詛い、友を詛う。しかしヨブはかかる心理状態に入らなかった。彼は到底わが神を詛うことは出来なかった。また他の者を詛うことを得なかった。故にその生れし日を詛ったのである。極端なる患難に会しても神を詛わず神を棄てず、また神の存在を疑わぬ。ここに彼の信仰の性質の優秀なることを知るのである。
◯一節―十節のこの呪詛の語のいかに深刻痛烈なるよ。その中二、三の難解の語を解せんに、八節に「日を詛う者、レビヤタンを激発すに巧なる者、これを詛え」の語がある。「日を詛う者」とは日を詛う術者のことである。「レビヤタン」は日月蝕を起す怪獣であって「レビヤタンを激発すに巧なる者」はこの怪獣をして日月蝕を起さしむる魔術者のことである。