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Japanische Klassiker mit Furigana

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ヨブきこうえん

ヨブ記講演

内村 鑑三

Lesen Sie ヨブ記講演 (ヨブきこうえん) von 内村 鑑三 (うちむらかんぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 92.828 Zeichen · 185 Bildschirme

Aozora Bunko

「仲保あらず」というは仲保を欲する心を示した語である。欲しきものが無き故に、その無きを歎いたのである。ヨブのこの叫びは、神の探究におのずと伴う仲保要求の最初の声である。旧新約全体においてこれより以前にこの声はないのである。その声は短くかつ微かである。しかし人の本性より出ずる重大なる叫びである。人の心の深みより生るる人類本具の叫びである。そしてこの要求は世界大となりて遂に満たさるべきものである。高等動物の眼の如きは頗る精妙なるものであるが、生物進化の流を溯ってみればその初現は一黒点、一核子たるに過ぎない。しかもこの微なる原始ありてこそ後の完き発達あるのである。そして十九章二十五節に至れば「われ知る我を贖う者は活く、後の日に彼れ必ず地の上に立たん」といいて、仲保者出現の確固たる希望を歌っているのである。

◯しかしてヨブの仲保要求の完全に充たされたるは、勿論イエスの降世に依てである。かの微かなる叫び、遂にこの大なる実現にまで進化したのである。新約聖書はいう「それ神は一位なり、また神と人との間には一位の仲保あり、すなわち人なるキリストイエスなり」と(テモテ前書二の五)。