Japanische Klassiker mit Furigana
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ヨブきこうえん
ヨブ記講演
内村 鑑三
Lesen Sie ヨブ記講演 (ヨブきこうえん) von 内村 鑑三 (うちむらかんぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 92.828 Zeichen · 185 Bildschirme
またいう「もし人罪を犯せば我らのために父の前に保恵師あり、すなわち義なるイエスキリスト」と(ヨハネ一書二の一)。またいう「新約の仲保なるイエス」と(ヘブル十二の二十四)。この新約的大事実は、その初現をヨブのかの語において発したのである。ヨブ記にはかくの如き語が処々に在る。そはあたかも砂中に真珠を拾うが如くである。
◯同じ意味において、我らはまた九章二節に注意すべきである。そこに「人いかでか神の前に義しかるべけん」とある。義人なし一人も有るなしとのことである。ヨブはこれをその最も深き意味においていうたのではないとするも、ここに新約の中心問題が存しているのである。彼は単なる失望の声としてこれを発せしも、実はこれ神と人とに提出せられし最重要の問題なのである。宇宙の中心問題ともいうべき重大問題が、その発芽をヨブの語において有したのである。見よ「人いかでか神の前に義しかるべけん」と、げにこれこの世における最も難き問題の提出ではないか。人は罪に生れ罪に育ち罪に歩みて、いかに奮闘努力するも神の前に己を義しくすることは出来ない。しかしながら人義たらずして永生を獲得することは出来ない。