Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ふれんぞくさつじんじけん

不連続殺人事件

坂口 安吾

Lesen Sie 不連続殺人事件 (ふれんぞくさつじんじけん) von Sakaguchi Ango (坂口 安吾) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 162.047 Zeichen · 322 Bildschirme

Aozora Bunko

意識不明のさなかにも意志力が働いているそうで、ウワ言らしいものも殆どもらさぬそうですな」

この事件は、やっぱり、まだ、終らぬのだろうか。私は一馬の顔を見たが、彼もどうやら、再び不安になりだしているらしい。

今日は多門老、加代子さんの二七日であったが、明日は例の如く問題のお梶様の一周忌であるから、例年ならば盛大な法要がある筈であったが、この連続の殺人事件であり、問題の当日でもあるから、来会者の方も気持が悪いにきまっているし、間違いも起き易い。そこで、法要は来年まわしということになった。坊さんの読経があるだけである。

神山がカングリ警部に向って、

「そうですなア。まったく、あの看護婦は、大犯罪者的でしたなア。第一、目が、ちょッと、こう、三白眼で、ジッと見つめられると、凄味がありましたよ。ところで、事件は、実際、八月九日に起るものですか」

「それがハッキリ分ってくれれば、こっちはシメタものですが、何がさて、我々は、海老塚先生のような神通力や心眼がありませんので、残念です。神山さんは、甚だメンミツに捜査に当っておられるそうですが、あなたの心眼では、いかがです。