Japanische Klassiker mit Furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme
なにかにつかえて、動かなくなっているのです。第二の落盤がおこるしんぱいはないようです。
小林君は両手で土をすくいだして、五十センチぐらいのあなをつくりました。すくいだした土をうしろにおしやると、ポケット小僧がその土を、じゃまにならない場所にはこぶのです。
ふたりはまっくらな中で、せっせとはたらきました。懐中電灯は電池をけんやくするために、消してしまっていたのです。
そのうちに小林君は指のつめのあいだに土がくいこんで、いたくてたまらなくなってきました。
「おい、きみ、ちょっと、かわってくれよ。なにか、ほるものをさがすから。」
そういって、ポケット小僧にかわってもらって、そのあいだに懐中電灯をつけて、あたりを見まわしました。
「あっ、あった。これがいい。」
三角形のひらべったい石です。それを土の中からほりおこして、つかってみますと、けっこう、シャベルのかわりになることがわかりました。
この石のシャベルをみつけてから、きゅうに仕事がはかどって、土をほりだしたあなが、だんだんふかくなり、やがて、せまいあなの中にもぐりこんで、仕事をしなければならなくなりました。