Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme

Aozora Bunko

やっぱり、交替をして、かわるがわる、ほるのですが、それからの、ふたりのはたらきは、じつにめざましいものでした。ゆっくりしていたら、酸素がなくなって、死んでしまうのですから、いそがないわけにはいきません。

もう、真夜中でした。腕時計を見ると、一時になっていました。

ポケット小僧も、よくはたらきました。小林君は、小僧のがんばりのきくのに、すっかり、おどろいてしまったほどです。

もう、あなのふかさが三メートルをこしていました。しかし、このくるしい仕事は、いったい、いつまでつづくのでしょう。もう、腕も、肩も、腰もしびれたようになって、いうことをきかないのです。ふたりは、ときどきあなの外へでて、やすみました。そして、しびれた腕や肩をさすって、力をとりもどすのでした。

ポケット小僧は、もう、すこしもぐちをいいません。死ぬまでほりつづけるのだと決心しているようでした。

それから、ふたりはまた、あなの中へはいって、仕事をはじめました。そしてシャベルがわりの平べったい石で、三度か四度、土をすくいだしたときです。

ぐっと石をおすと、なんの手ごたえもなく、石がむこうへぬけてしまったではありませんか。