Japanische Klassiker mit Furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme
目の下に、とんがった口のようなものがついています。どう見ても、タコ入道です。
その頭の下にやっぱりタコの足のようなものが六本ついていて、その足で、鉄骨にまきついているのです。
「タコなら八本足のはずじゃないか。あいつは六本しかない。それに、全体の感じが、タコとはちがう。もっと、きみのわるいものだ。」
長島君は、心の中でそう思いました。だいいち、あんな大きなタコってあるでしょうか。そいつは人間ぐらいの大きさに見えるのです。
「あっ、そうだっ、火星人だっ。」
長島君は、声に出してさけびました。いま鉄塔にからみついているやつは、本の絵で見た火星人そっくりだったからです。
タコが陸上にあがって、東京タワーにのぼるなんてことは考えられませんが、火星人なら、宇宙をとんできて、ロケットからとびだして、鉄塔のてっぺんに、すがりつくということもないとはいえません。
そうして、あいつは、いま鉄塔をつたって、地上におりようとしているのでしょう。
「おい、なんだい、いま火星人と言ったんじゃないのかい。」
中村君が、たずねました。
「うん、そうだよ。東京タワーの鉄骨を、火星人とそっくりのやつが、はいおりているんだよ。