Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme

Aozora Bunko

小林君はアケチ一号を運転して、日本橋のMビルの前に車をとめておいて、エレベーターで屋上にのぼりました。まだ四時には二―三分あります。

広い屋上には、人かげもありません。昼ごはんのあとは、会社の人でにぎわうのですが、いまはもう夕方に近いので、だれも屋上にあがっている人はないのです。屋上には、両方のはしに、出入口がついています。小さな小屋のようなもので、そこにエレベーターと階段があるのです。

腕時計が、ちょうど、四時をさしたとき、そのいっぽうの出入口のドアが開いて、変なものが出てきました。

大きなロボットです。からだは鉄でできているようです。頭は、すきとおったプラスチックで、その中に機械がいっぱいならんでいます。二つの赤い光が、チカッ、チカッと、ついたり消えたりしていて、それが赤い目のように見えるのです。

「あっ、あいつが、電人Mだなっ。」

小林君は、とっさに、そう考えました。そして、じっと、待っていますと、ロボットは、機械のような歩き方で、こちらへ進んできました。

「おお、小林君、よくきたね。いまに、おもしろいことが、はじまるから、見ていたまえ。」

ロボットが、へんなしわがれ声で、言いました。