Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme

Aozora Bunko

すると、やぶれたドアからさっきの男が、大きな四角のズックのかばんをさげて、出てきたのです。あたりを見まわして、階段のほうへいそいでいきます。

小林少年は、廊下のまがりかどに身をかくして、男がでてくるのをまっていました。

この男があやしいとかんがえたのです。警官がドアをやぶっているあいだに、ロボットの変装をぬいで、ふつうの人間にもどっていたのかもしれないからです。

いま、その男が大きなかばんをもって出てきたのを見ると、もう、それにちがいないとおもいました。ロボットのからだは、うすい金属でこしらえてあって、それがこまかくおりたためるようにできているとすれば、あのかばんの中におさまってしまうでしょう。プラスチックの頭だって、いくつにも、われるようになっているのかもしれません。

それに、ロボットの背の高さは二メートルにちかいのですから、プラスチックの頭の下に、人間がはいっていることもできるわけです。

小林君は、そのあやしい男のあとを、ソッと尾行しました。

男は、エレベーターでは、だれがのっているのかわからないので、あぶないとおもったのでしょう、階段をトコトコおりていきます。