Japanische Klassiker mit Furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme
階段をのぼりきると、コンクリートのかべで、ふさがれていましたが、二十面相は、どこかのボタンを押して、それを開きました。コンクリートの重いふたが、スーッと、上の方へ、開いていくのです。
そこを出ると、空いっぱいに、星が輝いていました。
「おやっ、もう地下から、外に出たんだな。」
ポケット小僧は、やれうれしやと思いました。外に出てしまえば、事務所へ帰るのは、わけはないからです。
そこは、公園などにある野外音楽堂のようなところでした。星の光で、ぐるっと、まるくとりまいたベンチの列が、かすかに見えています。
それらのベンチは、うしろの方ほど高くなっていて、ちょうど学校の理科実験室を、何倍にも広くしたようなかんじです。それらのベンチには、あちこちに、黒いお化けみたいなものが、腰かけていました。そのお化けは、みんなで五十人ぐらいのようでした。
二十面相の電人Mは、ベンチでかこまれた、まんなかのあき地に置いてある椅子に、こしかけました。
その椅子の横に、まっ黒な大入道のようなものが、ニューッと立っています。丸い顔が、いくつもある、でっかい化け物です。
しばらくすると、ベンチのどこからか、