Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme

Aozora Bunko

二十面相の電人Mから、遠藤博士に電話がかかってきたのです。

「きょう返事をするという約束だから、電話をかけたのです。決心はつきましたかね。」

二十面相が、ていねいな口をききました。

「決心した。しかし、治郎とひきかえだよ。間違いないだろうね。」

「大丈夫です。ぼくは約束にそむいたことはありません。あなたが、秘密をうちあけて、お帰りになるときには、治郎君といっしょです。治郎君は元気ですよ。」

「それさえ、間違いなければ、わたしのほうは、あすの晩がいい。」

「何時です。」

「九時としよう。あすの土曜日の午後九時。場所は、きみにまかせる。」

「むろんですよ。場所をあなたのほうできめたら、警官隊が待ち伏せしているにきまってますからね。」

「だから、きみの好きなところへ行くよ。」

「では、八時半に、おたくへ、自動車をむかえにやりましょう。あなたのお知合いからということにして、その車には、ぼくの部下が乗っていて、あなたに目かくしをし、さるぐつわをはめます。乱暴はしませんから、それだけはお許しください。目かくしは、ぼくのすみかをわからせないためです。」

「わかった、わかった。」