Japanische Klassiker mit Furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme
こちらの鉄の小部屋へ、人間がはいると、からだがくずれて、骸骨になってしまった、というのですが、これは、鏡の奇術です。あらかじめ、骸骨を立ててある。それから、肉のくずれた人形が立ててある。ここにはいった人間にあたっている電灯を、だんだん暗くして、人形の方を明るくすると、肉がくずれたように見える。つぎには、骸骨を照らす電灯を明るくして、ほかの電灯を暗くすると、それが鏡にうつって、骸骨に変わったように見えるのです。」
明智探偵はそう言って、自分が鉄の小部屋にはいると、電灯をつけたり、消したりして、だんだん骸骨に変わっていくところをみせるのでした。
そのとき、どこかへ、いっていたポケット小僧が、とびこんできました。
「先生、わかりました。治郎君は、向こうの部屋で、何百という火星人にとりかこまれたといっていましたが、火星人に化けた二十面相の部下が、そんなにいるはずはないと、ふしぎに思っていたのです。そのわけが、わかりました。あそこは、かべに鏡をはりつめた部屋だったのです。鏡から鏡に反射して、十人ぐらいの火星人が、何百人にも見えたのです。」
ここにも二十面相の奇術があったのです。